仏教の宇宙観について仏教では地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天(一部)の六道の世界に一つの太陽、月で一つの世界が構成されています。 その世界が千集まって小千世界。 この小千世界が千集まって中千世界。 その中千世界が千集まって大千世界を 作っていると説かれています。 銀河系には2000億個の恒星(太陽)があるといわれており、 宇宙には2000億個の星雲(銀河系)があるといわれています。 一世界が太陽系、小千世界が銀河系、中千世界がこの宇宙と すると大千世界はパラレルワールド? 現実の世界にも対応しそうです。 また、この世界は壊劫、空劫、成劫、住劫の4つの段階を 各二十劫、計八十劫、周期で繰り返すといわれています。 一劫は以前計算したところでは5145垓年! (兆の上が京、その上が垓です。宇宙の誕生より10兆倍も長い!) まず壊劫は消滅する時期で、地獄から壊れ始め七つの太陽が 現われて世界を焼き尽くすそうです。 この後何もない状態が空劫です。 成劫では微細なる風が動き出し、世界ができていき 生き物が生まれます。 あたかも宇宙のチリが集まって太陽系ができることを彷彿させます。 そして住劫ではそのできた世界で生き物が生死を繰り返します。 面白い宇宙観ですね。 ところで肝心なことを書きますが、仏はこの八十劫に 一回だけ現われるといわれています。 仏に会えた人は感謝しましょう。 ジャンル別一覧
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